良質な睡眠を取れていますか
皆さまこんにちは。
6月に入って暑い日も増え、寝苦しい夜も増えてきましたが皆さん、良い睡眠を取れていますでしようか。
先日、ある方から
「夜中によく目が覚めるんだけど、これは歳のせいなのかな…不眠症なの!?」と質問をうけました。
今回は不眠についてお話ししたいと思います。
不眠症とは、睡眠の質の悪化により生活や活動に支障をきたしている状態のことで、睡眠不足とは異なります。
不眠症の原因は、不適切な生活習慣、心理的なストレス、アルコールなどの嗜好品や薬物、心身の病気などが含まれています。
日本においては約5人に1人が、不眠の症状で悩んでいるとされています。
不眠症は、小児期や青年期にはまれですが、20~30歳代に始まり加齢とともに増加し、中年、老年と急激に増加します。
また、男性よりも女性に多いといわれています。
具体的には以下のような症状を不眠症と定義しています。
【不眠症の症状】
・入眠障害:布団に入っても30分以上寝付けないことが週のうち半分以上ある
・中途覚醒:いったん寝ついても夜中に2回以上目が覚める
・早朝覚醒:起床時間より2時間以上早く目が覚める
・熟眠障害:起きたときにぐっすり眠った感じがせず、眠気やだるさが強い
また、このような状態が慢性化すると、日常生活や仕事に支障をきたしやすくなります。
【不眠症がおよぼす日常生活への影響】
・日中の強い眠気
・注意力や記憶力・集中力の低下
・作業効率の低下
・仕事のミスや事故の増加
・イライラ感や気分障害
・体のだるさ
・頭痛や胃腸の不調などの身体症状
ストレスが多く生活習慣も乱れやすい現代社会では、不眠症に悩む方が大勢います。
「もしかしたら不眠症かもしれない」と不安な方は、一度医療機関へご相談してみてはいかがでしょうか。
もちろん鈴木町クリニックでも不眠治療を行なっておりますのでご相談ください。
お話をしっかり伺って患者さんにとって最適な睡眠を考え、生活指導や投薬などを行います。
睡眠は健康の源。睡眠の悩みを放置せず、積極的に改善していきましょう。