インフルエンザワクチン予防接種

10月も中旬に入り、朝晩は急に寒く感じられるようになってきました。

このように変化が激しい毎日ですと、体調管理が難しいですね。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

今年は夏からインフルエンザに感染された人がちらほら出始め、その後この時期には

珍しい、感染の広がりを見せています。

高熱がでたり、全身の強い痛みが出たりとつらいおもいをされている方が

だいぶいらっしゃいました。

 

今年は10月初旬からインフルエンザの予防接種を、当院でも開始いたしました。

例年よりは少し早いですが、現状のインフルエンザ感染拡大の影響を受け

接種を希望される方が多い気がします。

 

準備しているお薬の量も限りがございますので、接種をお考えの方は早めに

お問い合わせ、ご予約をお願い致します。

 

今年は若干数ですが、チメロサール(有機水銀)を含まないワクチン

をご用意することができました。

チメロサールは殺菌作用のある水銀化合物で、ワクチンには

防腐剤として使われています。

 

チメロサールは約49%のエチル水銀を含んでいますが、

健康被害を生じうるメチル水銀とは異なり、

神経組織を始めとする臓器親和性は低く、

半減期も1週間未満とメチル水銀の約1ヵ月半と比較して短いとされます。

 

一般の予防注射(不活化ワクチン)には細菌汚染を防ぐためチメロサールと呼ばれる防防腐剤が使用されており、近年、有機水銀の体内蓄積と副作用が心配されています。

 

1990年代には、自閉症等の発達障害との因果関係が指摘されましたが、

最近の疫学研究ではその関連はないとされております。

 

しかし妊娠中の暴露に心配の声があるため、妊娠中の方や以前のワクチン接種時にアレルギーが出た方など、はご検討いただいてもいいかもしれません。

 

また、チメロサールを含まないインフルエンザワクチンチメロサールフリーワクチン)はアレルギー反応のリスクの少ないとされ、注射時の痛みや腫れも軽減されます。

 

インフルエンザから身を守るために最も有効な方法は、

        流行前に予防接種を受けることです。

 

予防接種を受けることで、インフルエンザにかかりにくくなり、かかったとしても重い症状になることを防ぐことができます。


予防接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに

2週間~3週間程度かかり、その効果が持続する期間は約5ヶ月とされています。


このため、インフルエンザが流行する期間(1月から3月頃)の数週間前、すなわち、10月頃から12月末までに接種を受けておくことをお勧めします。

 

防腐剤を含まないインフルエンザワクチン(チメロサールフリーワクチン)をご希望の方はご予約の際にお伝えください。

在庫僅少の為、ご希望に沿えない場合もございますのでご了承ください。