痛風、高尿酸血症について
夏真っ盛りで毎日うだるような暑さが続いていますね。
オリンピックも終わり、色々なスポーツを観戦された方も多いのではないでしょうか。
あまりなじみのないスポーツを知る機会にもなりました。
ところで、今年度の健康診断は受けられましたか?
「痛風」「高尿酸血症」みなさん1度は耳にしたことがあると思います。
血液検査にて「尿酸値 7.0mg/dl」以上ですと「高尿酸血症」となります。
尿酸値が高くなる理由として、体内で尿酸が過剰に産生されてしまったり、
なんらかの原因で排泄がうまくいかなくなると血中の尿酸濃度が高くなってしまいます。
そして高尿酸血症の状態が長く続くと、尿酸の結晶がからだのいたるところに沈着し「痛風発作」へと繋がっていきます。
今日はそんな「尿酸」についてお話しようと思います!
尿酸は、プリン体が肝臓で代謝される過程で産生される物質です。
ビールやレバーなどはプリン体の多い食品として有名ですが、食べ物由来で合成される尿酸は全体の約20%で、残りの約80%は人間の遺伝子が分解される際に生じる老廃物としての尿酸です。
よって、食事でのプリン体の摂取を控えることも大切ですが体内での合成を抑えしっかりと体外に排泄することがとても重要になります。
それでは、ご自身の尿酸値の値を確認してみましょう!
「7.0㎎/dl」を超えている方はまずは生活習慣の見直しが必要です。
以下の項目をチェックしてみましょう^^
※通院されている方は医師に相談しましょう。
・適正体重の維持
・節酒や休刊日の設定
・水分の十分な摂取
・適度な有酸素運動を
また、特にこれからの季節に気を付けて頂きたいスポーツが
趣味として楽しむ方も多い「ゴルフ」です。
息が上がることもなく、ストレス発散にはもってこいのスポーツかもしれませんが
ゴルフ場は痛風発作の起きやすい場所として知られています><
・スイングでいきみ
・パットで緊張しストレスが溜まり
・汗をかき、体内の水分が失われ
・昼食時のアルコール摂取
……痛風発作の起きやすいポイントが盛りだくさんです。
真夏にラウンドに行かれる方は少ないかもしれませんが、打ちっぱなし練習も同様に注意が必要です。こまめな水分補給を忘れずに楽しみましょう!
今の生活で当てはまる項目はありましたでしょうか?
健康診断で高めの値が続いている方はぜひ1度お気軽にご相談下さい♪
当院には心強い管理栄養士がおります。なかなか食事のことを相談する機会もなくどんなことに注意すればいいんですか・・・・、と質問を受けることも多いです。ぜひ食事のスペシャリストの栄養士にご相談ください‼
病気の予防は毎日の食事からといっても過言ではありません。
一人一人のライフスタイルに沿ったサポートをさせて頂きます^^