年の瀬

今年も残すところ数時間となりました。

どのような大晦日をお過ごしでしょうか。

 

今年は、感染対策を講じながら新型コロナウイルスと共存していく、❝Withコロナ❞社会へと動き始め、少しずつ行動制限がとれてきました。

話をしたり、食事をしたりと人と接することもできるようになり、気持ちも明るくなってきた感じがしております。

しかし医療現場ではまだまだ、新型コロナウイルスに罹っている方が多く、

気を抜けない状況が続いております。

 

2023年はどのような一年になるでしょうか。

来年はもう少しブログから情報を発信できればいいな~、と思っております😊 

 

当クリニックが皆様の健康に少しでもお役に立てれば、と思ってやみません。

今年も一年間ありがとうございました。

来年が皆様にとって幸多き一年となりますよう心からお祈りいたします。

 

どうぞよりお年をお迎えください

                 水引うさぎのイラスト

 

 

女性も注意!睡眠時無呼吸症候群

 先日、「知らないうちに日暮れが早くなりましたね~」と患者さんと話していたところですが、気づけは今日は九月四日。確実に季節は進んでいますね。

 

ウイズコロナの夏休みが終わり、新学期が始まりました。

皆様はどのような夏を過ごされましたか。

 

ところで九月は和風名月で“長月”いいます。

日の入りが早くなり夜が長いと感じるようになり

“夜長月”とよばれたことからきているようです。 

 

また九月は“寝覚月”ともいわれています。

 

夜が長くなり、また冷え込むようになるので、

寝ている間寒さに目覚めてしまうのですね。

寒さだけではありません。秋はどことなく心寂しくなる季節、

あれこれ思いめぐらし眠りが浅くなり、夜中に目覚めてしまう。

 

 

季節が変わっていくこの時期、ぐっすり眠れるように気を付けたいものです。

 

少し前に睡眠時無呼吸症候群の話を書きました。この病気は男性に多く、女性の罹患率は男性の約半分といわれています。しかし女性の場合、更年期以降で急増します。

 

女性ホルモンの分泌が活発な時は、ホルモンの呼吸亢進作用に助けられ、また男性とは違った上気道の解剖学的構造、体脂肪の沈着様式が、女性の罹患率が低いことに影響しています。

 

女性の場合は、不眠、うつ、動悸などの訴えで受診することが多いため、睡眠時無呼吸症候群の発見が遅れがちです。ホルモンのバランスがくずれ、睡眠障害が生じていることに気が付きにくいのです。

 

まさか、睡眠時無呼吸が原因だったなんて、おもいもよらなかった・・・・という方が、割といらっしゃいます。

 

更年期だけではありません、妊娠中は子宮の拡大により横隔膜が押し上げられ、呼吸効率が低下します。また体重増加により、首回りが太くなったりすると、睡眠時無呼吸症候群を増加・悪化させてしまいます。

 

妊娠中の睡眠時無呼吸症候群は、高血圧のリスクを高めますし、胎児の発育障害をきたすリスクが上昇し、早期出産が増加することが報告されています。

 

普段からいびきをかく方、妊娠中にいびきをかくことが増えた方は、要注意です。

男性の睡眠時無呼吸も見逃されやすいのですが、女性の睡眠時無呼吸もすごく見逃されています。

 

妊娠中でも、睡眠時無呼吸症候群の検査は簡単に出来ますし、治療もできます。

 

心身の不調があれば、一度ご自分の睡眠を気にしてみてください。

そして心配な方は、ぜひ相談してくださいね

ぐっすり寝て目覚めのいい朝を迎えましょう   

                   


 

 

 

7月12日

  アサガオ | 無料イラスト&かわいいフリー素材集 ねこ画伯コハク ...7月早々猛暑が続いております。

            体調はいかがでしょうか。



ところで、7月12日は人間ドックの日というのをご存知ですか。

日本人間ドック学会では2019年に、
7月12日を「人間ドックの日」として正式に制定しました。(2019年5月31日認定)

80年以上前の7月12日、日本で初めて行われました。この日にちなんで、決められたのですね。

ちなみに「ドック」は病院という意味の俗語もあるようですが、一般的には船を点検・修理するためのドック(dock)に由来するといわれています。長い航海のあと点検・修理のためにドックに入るように、人間も定期的にドックに入る必要がある、という考えから生まれた言葉と思われます。機械も人間も同じですね。

                        


健康診断は、病気の早期発見や生活習慣病予防のために行う検査です。
個人で受けることもできますが、企業や会社では、法律にによって従業員に年に1回は受けてもらうことが義務になっています。



健診結果のお話になると、健診前はお酒をやめていました、とか、節制していました、などとおっしゃる患者さんがわりに多くいます。いい結果、みたいですょね…😃
                                   
しかし過度の節制は、よくありません。健診が終わったあと、開放感からか、箍がはずれ、反動で乱れた食生活になってしまう方も多いようです。ありのままの状態を受け入れる、見直す、ためにも一時的な我慢は、おすすめできません。

健康診断の前はいつも通りの生活をし、そこで出た結果によって生活習慣を改善することが肝要です。

 

健診前の過ごし方についてもよく聞かれるので、まとめておこうと思います。

《前日》
・禁酒、禁煙
・食事は前日の21時までに済ませておく。(病院によって健診10時間前までの場合も)
・脂っこいものや甘いものを多量に摂取しないようにする。
・激しい運動は控える(肝臓に影響を与えて、尿中にたんぱくが出ることもある)

注意点
・消化に良いものを食べる
・睡眠をたっぷり取ることが推奨されているが、無理に睡眠時間を長く取ろうとしなく        ても良い(普段通りの生活リズムを意識する。ただし、最低でも6時間睡眠推奨)
・肝臓の数値を気にする場合、禁酒は最低でも一カ月前から行う
・持病の薬は主治医に確認しておく
・当日に時間に余裕を持って、健診を受けられるように準備をしておく(リラックスした状態でなければ数値に変化を起こすこともあるため

《当日》
必須事項
・禁酒、禁煙
・お茶やジュース、コーヒーは禁止
・病院によるが、健診の2時間前まで少量の水のみOK
・激しいものはもちろん、軽い運動であっても控える
・持病の薬の服用は、医師に確認した方が安心

※もし、タバコや飲食を行ってしまった場合は必ず申告するようにする。
※健診が午後の場合は朝食を食べて良いとされている場合もある。
※健診後はお酒やたばこ、飲食、運動OK。

注意点
女性の場合、生理中でも健診を受けることは可能です。
異常がなくても陽性という判定になってしまいます。
また、子宮頸がんの検診についても生理期間は避けるべきです。生理が始まる前と生理期間中は事前に申し出て日程を変更することをおすすめいたします。


 

「健康診断と人間ドックって何が違うのですか?」といった質問を受けます。いろいろな名称の健診が飛び交っており、混乱しますょね。

                          

健康診断も人間ドックも、どちらも自身の健康状態を知るために検査をおこなうという目的は同じですが、健康診断は、年一回受けなければいけないという法的な義務があります。

「健康診断」は年齢に応じた一般的な検査が含まれています。自身の健康状態を診断し、病気の兆候がないかを調べるものです。特に生活習慣病は自覚症状がないことが多く、自分では健康と思っている場合がほとんどです。本当の健康状態を知るために、年に一度、健康診断は受けてください。


一方、「人間ドック」も、病気の早期発見が目的ですが、検査項目が多く、その点が「健康診断」との大きな違いと言えるかもしれません。、胃カメラやCT、MRIなどの検査項目が増え、女性特有の病気や脳に特化した検査など医療施設によってさまざまなコースが用意されており、個人の意志で選択できます。

健康診断だけではわからない病気を発見することが可能で何より、自身が気になる箇所をより細かく診ることができるため、不安も解消できます。

 

健康診断も人間ドックも、継続的に行うことが大切です!

日頃の忙しさにかまけてしまいついつい先延ばしにし、今年も受けなかった〜〜〜、ということにならないように、7月12日 『ドックの日』を、覚えておいてください。

当院でも、健康診断(定期健康診断、特殊健康診断等)、人間ドックを行っております。
                                                                                          健康診断の結果を見ている女性のイラスト(笑顔)

ご希望の方はスタッフにお問い合わせください。

  まだ夏は始まったばかりです。

 

生活に気を付けて暑い夏を乗り切りましょう。

             


    




睡眠・・・2  睡眠時無呼吸症候群

強い日差しがまぶしい季節がやってきました。

街ではカラフルな色のお花が日の光を浴びて輝いています。


先日、患者様よりご自宅で育てられているバラを頂きました。

優雅で気品のあるバラは見ているだけで豊かな気持ちになりますね。

院内はバラ香りに包まれ大変癒されました。

 

 

 

前回のブログで睡眠障害について書きました。
読んでいただいた方から、睡眠についてご質問を受けたので少し書いてみたいと思います。

睡眠障害の原因の一つに睡眠時無呼吸症候群という疾患があります

その名前の通り、睡眠中に呼吸が止まる病気です。

医学的には

「無呼吸(10秒以上の呼吸停止)がひと晩7時間の睡眠中に30回以上、

あるいは1時間に5回以上ある方は睡眠時無呼吸症候群(SAS)

と診断されます。


日本国内における睡眠時無呼吸症候群SASの潜在患者数は約500万人(有病率:男性約9%、女性約3%)と推定されていますが、なかなか診断がつけられず、放置されている人がかなり多いのが現状です。

  では ‘’睡眠時の無呼吸‘’はどういう点で問題になるのでしょうか?

動脈硬化とドロドロ血液

無呼吸や低呼吸が続くと血液中の酸素が減り、二酸化炭素が増加します。

その結果、動脈硬化を悪化させます。

また、酸素不足を補おうと体が赤血球を必要以上にたくさん作ることで血液が

ドロドロ(多血症)になります。

 

②心臓への負担増加
無呼吸により血液中の酸素が減ると、酸素不足を補うために心臓はたくさん動いて、

いつもより多くの血液を身体へ送りだそうとします。

そのため、睡眠中に心拍数が下がらず、心臓が休めずに負担が増えます。

また、睡眠時無呼吸症候群では、心臓に血液が集まりやすくなるので、その受け皿

である心臓の負担がさらに増えます。

 


③自律神経障害
本来睡眠中は体を休ませるために、副交感神経が優位に働きます。

睡眠時無呼吸症候群では、酸素不足が起きる度に緊急スイッチが入り、

交感神経が優位に働きます。

その結果、自律神経のバランスが乱れ、過食による肥満、耐糖能低下による糖尿病、

血圧乱高下、心房細動等を引き起こします。

 

  また、‘’睡眠時の無呼吸‘’の状態を放置すると仕事の作業効率が落ちるだけではなく、居眠り運転事故や労災事故を起こす危険性が高まり、思いもよらない大きな損失を招くことになりかねません。

このように、睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中の出来事で自覚がなく、体への影響が間接的で分かりにくい恐ろしい病気です。

高血圧の人やメタボリック・シンドロームの人、いびきをかく人や日中に眠気を感じる人は要注意です。

この病気を調べるには、睡眠中に検査を行います。簡単な検査ですので、どなたでもやっていただけます。

当院でも検査はをしております。また健診にも検査を追加することも可能です。

心あたりのある方、また車の運転のお仕事をされている方は一度検査をお勧めします
                            
眠気の尺度アンケートを載せておきますね。
ご自分の睡眠を振り返ってみてください。      

 

~~~エプワース眠気尺度( Epworth sleepiness Scale;ESS )~~~

・質問のような状況になったことがなくても、、その状況になればどうなるかを想像してください。(以下の8項目の質問に対して各項目0から3の該当点数の合計点を出してください。)

    
 1. すわって読書をしているとき     
 2. テレビを見ているとき
 3. 人の大勢いる場所(例えば会議中や劇場など)で座っているとき
 4. 他の人の運転する車に、休憩なしで1時間以上乗っているとき
 5. 午後に、横になって休憩をとっているとき
 6. 座って人と話しているとき
 7. 飲酒をせずに昼食後、静かに座っているとき
 8. 自分で車を運転中に、渋滞や信号で数分間、止まっているとき

 

点数0:決して眠くならない、1:稀に(時に)眠くなる、2:1と2の中間、

3:眠くなることが多い

 

正常は10点以下で16点以上は重症、11~12点は軽症、13~15点は中等症と評価されます。

・11点以上だと睡眠時無呼吸症候群の疑いが強いと考えられます。

睡眠

GWも、最終日になってしまいました。
今年は少し人の流れも多いようで、各地でイベントなども開催されていますね。
楽しまれていますか?
新生活も1ヶ月を過ぎ、そろそろ疲れが出てくる時期でもあります。

日々の睡眠はしっかり取れているでしょうか?

健康を保つためには栄養>休養>運動の順に大切だと言われています。
偏りがちな食事は直しずらい。運動の時間を取るのはなかなか難しい。

休養は一番取りやすいものです。改めて時間を割かなくても、睡眠をしっかりとることでその日の疲れを心身ともにリセットすることができます。


睡眠はそのサイクルが崩れると、体だけでなく心までもが蝕まれてしまいます。
実際に睡眠について悩んでいる患者さんは多くいらっしゃいます。


国の健康対策にも睡眠の重要性が取り上げられ指針の中に組み込まれています。
問題のある睡眠は、健康や社会にとって大きなリスクになるので国を上げて取り組んでいるのですね。

睡眠障害には色々なタイプのものがありますが、大きく、不眠、過眠、その他に分けられます。
さらに不眠の中には、入眠障害中途覚醒早朝覚醒、熟眠障害と細かく症状によって分けられます。
これらの原因は一つということではなく、複雑に絡み合い、また主観的な訴えが多岐にわたるので、治療が難しくなります。 

また睡眠障害を検査する方法も簡単ではないため、睡眠障害を視覚的にとらえることは難しいものとなっています。。


まずは、眠りやすい環境、眠りへ入っていけるような生活習慣を作っていきましょう。

目を閉じ、頭を休め、ゆっくりと深呼吸を何回か繰り返して、楽しい夢の世界へ行けるように穏やかな気持ちになってみましょう。
眠ることとで、嫌なことは忘れ、明日への活力が出てきます。


この連休中、勉強会に参加したくさんの講義を聞きました。
今後の診療に活かせる興味深い話を伺い、今の時代に即して情報をアップデートしてきました。
今回得た知見を、また明日からの診療に存分に活かしたいと思います!


身体の不調、気がかりな事がありましたら鈴木町クリニックへお越しください。

4月……🌷

 4月に入りました。

 やはりこの時期は、花粉症が辛いとのご相談が多くなります。
晴れの日は花粉に悩まされ、雨の日は寒の戻りで寒くなり、体調を維持するのが難しい時期です。皆さん体調はいかがですか?


 今年は桜の開花も早く、近頃では桜吹雪と新緑の葉が清々しい春を感じさせてくれます。
進学、就職と新しい環境に飛び出された方、おめでとうございます。
希望に胸を躍らせてる方も沢山いらっしゃることと思います。お体を大切に頑張っていただきたいです。


入社前や進学、進級前には、健康診断を受ける機会が増えますね。
健診でお越しになると、『実は…』と普段気になっていることをお話になる方がいらっしゃいます。
忙しくてついつい見過ごしてしまう身体のサイン、改めて話してみると耳を傾けなくてはいけないSOSだったと気づくことが多くあります。

健康診断は自分の身体と向き合うチャンスです。最近なんか変わったな…、些細なことだけど…。少しでも不安を感じたら先送りせずにお越しください。

月並みですが食事、睡眠、運動、バランスの良い生活が身体に活力を起こします。

身体の声、心の声に耳を傾けましょう。

 
 穏やかな生活が送れますようお手伝いいたします。

ラビゴットソース

節分、立春と過ぎましたが、今日はまた寒いですね。

しかし鼻や目のむずむず、ちょっとづつき始めた方多いようです。


ところで・・・・

前回ご紹介したラビゴットソース、お試し頂けましたか。

作ってみたいけど、分量がわからないです〜、と言われました。
あのレシピ、クリニックで栄養指導をしている管理栄養士さんからの、レシピなのです。

詳しく教えていただいたので、ご紹介します!是非作ってみてください。        

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<簡単おすすめレシピ> 万能ラビゴットソース (3~4人分)
材料:トマト…80g(中玉1/2)、キウイフルーツ…50g(1/2個)、たまねぎ…30g(1/4個)、セロリ…30g(5㎝強)、ピーマン…10g(1/2個)
オリーブオイル…大さじ2、酢…大さじ2、レモン果汁…小さじ1、塩…小さじ1/4コショウ…少々
作り方
・食材は全てみじん切りにする。(細かさはお好みで◎)
 たまねぎは軽く塩を振って水で洗い流し辛味を抜いておく。
・ボウルに調味料をよく混ぜ合わせておき、そこに刻んだ食材を加えさらによく混ぜる。
★冷蔵庫で冷やしたソースもオススメです
★お野菜にかけてドレッシングとして
★ソテーしたお魚やお肉にかけて
★お刺身にかけてカルパッチョ風に

発酵食品、お魚、野菜や果物、
今日のお食事から取り入れやすい栄養素が多いのではないでしょうか?
ぜひ日々の食生活に取り入れて花粉シーズンを乗り切りましょう^

仕上がりはこんな感じですよ〜😋

          f:id:suzukichoclinic:20220205142601j:plain


ワインにも日本酒にも合いそうです。

カロリーの低いおつまみにもなりそうですし、花粉症対策になるので一石二鳥ですね😊

 

是非皆様作ってみてください。

管理栄養士さん、とってもお料理お上手なので栄養指導の時に(*^_^*)、ちらっと、簡単で体にいい、レシピを教えてもらってください(*^_^*)。

 

栄養指導をご希望の方は受付スタッフにお声がけください。